新着情報

2021年の年頭にあたって

 昨年来新型コロナウイルスの感染拡大というかつてない事態に様々な形で対応に追われておられる皆様には心よりお見舞いを申し上げます。新年早々1月8日にはまずは関東1都3県、1月13日には更に7府県に対し、非常事態宣言が発出されました。新型コロナウイルスの感染拡大は、益々自分の健康を守ることの重要性を認識されているのではないでしょうか。世界中で感染予防対策として、手洗い、うがい、マスクの着用などが推進されると同時に免疫機能の維持向上を期待してビタミンやミネラルなどの製品に対する需要が高まりを見せております。そのような状況下で昨年免疫機能を訴求した機能性表示食品の届出が受理されたのは業界にとって大変大きなインパクトのある出来事でした。

 機能性表示食品制度は、今年4月で7年目を迎えますが、3500品目を超える機能性表示食品の届出が受理され、市場を賑わせている中において、業界の悲願であった免疫表示が実現したことは大きな刺激になったと思います。他にも肌の弾力、排尿などの新たな表示も受理され、食品の機能性表示の可能性に拡がりが出てきたことと喜ばしく存じます。こうした背景には、健康食品産業協議会会員の皆様の一方ならぬご理解とご協力があり、それに応える形で、事務局、分科会のメンバーの方々、理事の皆さんが懸命な努力をされているからこそ業界が結束して課題解決の礎となっていると確信いたします。皆様のご協力にこの場をお借りして感謝いたします。

 エビデンス(有効性)、品質、安全性の3つの柱をベースに様々な課題に取り組んでいくことは、業界に対する信頼の向上、グローバル化の促進につながります。昨年は日本通信販売協会(JADMA)、日本健康・栄養食品協会、日本抗加齢協会、日本チェーンドラッグストア協会との連携も大きく進展し、機能性表示食品の公正競争規約の作成準備、事後チェック指針解説書の作成など自主的な取り組みを推進することが出来ました。自由な往来が制限される中でもオンラインによる会議を増やすなどコロナ対策をしっかりと取りながら業務が停滞しないよう最大限の努力を重ねていきたく存じます。

 引き続き皆様方のご支援を賜りますようお願い申し上げます。本年もどうぞ宜しくご高配のほどお願いいたします。

2021年1月

一般社団法人
健康食品産業協議会
会長 橋本 正史

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