一般社団法人健康食品産業協議会

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健康食品産業の
活動年表

「健康食品」とは、簡単に言えば「健康に役立つことを目的として販売される食品」のことです。
ですが、普通の食品とどこで区別されるのか、どこまでを健康食品と呼ぶのかについては、今も明確な定義がありません。そのため「健康食品はよくわからない」と感じて利用をためらう人も多くいます。また、健康食品をめぐる社会問題もときどき起きています。
そこで、この年表では健康食品の歴史をふり返り、基本的な理解を深めることを目的としています。

時代とともに振り返る
健康食品の歩み

黎明期

(明治維新~昭和40年代まで)

健康への意識と市場の形成

  • 1914年森永ミルクキャラメルに「滋養豊富」の文言が印刷され発売
  • 1916年カルピス発売(日本初の乳酸菌飲料)
  • 1922年栄養菓子グリコ発売
    (文化的滋養菓子(キャラメル))
  • 1935年ヤクルト発売
  • 1941年白木屋百貨店(現在はコレド日本橋)に健康食品(滋養・強壮食)の売り場が開設
  • 1952年全国の小学校で給食を実施するための「学校給食法」施行
  • 1952年「栄養改善法」(健康増進法の前身)施行
  • 1953年粉末の「学校給食用強化スープ」発売
  • 1960年「薬事法」施行
  • 1962年「不当景品類及び不当表示防止法」施行
  • 1963年ビタミンB1強化米「ポリライス」製造開始
  • 1964年東京オリンピック
  • 1965年ビタミンブーム
  • 1969年厚生省が「日本人の栄養所要量」を策定
  • 1970年大阪万博
  • 1970年「国民生活センター」設立

萌芽期

(46通知発出~保健機能食品制度創設まで)

行政による規制の開始と強化

  • 1971年【46通知】「無承認無許可医薬品の指導取締りについて」が発出
  • 1976年「訪問販売等に関する法律」(現:特定商取引に関する法律)施行
  • 1978年「健康食品-その問題点を考える」を刊行(国民生活センター)
  • 1979年「(財)日本健康食品研究協会」設立((公財)日本健康・栄養食品協会の母体)
  • 1980年1980年代に様々な健康食品が登場。主なものとしては、紅茶キノコ、健康飲料(お茶、酢など)、蒟蒻、ヨーグルト、アガリクス、ロイヤルゼリー、プロポリス、ビタミン、ミネラル、食物繊維等がある
  • 1980年「全日本健康自然食品協会」設立(現 (特非)日本健康自然食品協会)
  • 1982年「つかれず事件」
  • 1983年「薬業健康食品研究会」設立
  • 1984年文部省特定研究「機能性食品の系統的解析と展開」スタート(1986年まで)
  • 1984年「無承認無許可医薬品の指導取締りの徹底について」(薬監第四三号)が発出(厚生省)
  • 1985年「(財)日本健康食品協会」設立(現(公財)日本健康・栄養食品協会の前身)
  • 1985年「健康食品懇話会」設立(現健康と食品懇話会(1993年改称))
  • 1987年文部省特定研究「食品の生理機能情報の解析」(1987-1988)スタート
  • 1987年厚生白書(昭和 62 年版)に食品の生体調節機能(三次機能)が明記
  • 1988年文部省特定研究「食品の生体調節機能の解析」(1988-1991)スタート
  • 1988年「未来食品技術研究会」設立
  • 1980年代後半80年代後半~2000年代前半はTV番組がブームを牽引(「午後は○○思いッきりテレビ」開始(日テレ、87/10~07/9))
  • 1990年「機能性食品検討会」から、「機能性食品の制度化について」報告(厚生省)
  • 1991年「特定保健用食品 (トクホ)」制度創設(厚生省)
  • 1992年(財)日本健康食品協会が(社)日本栄養食品協会と統合、「(財)日本健康・栄養食品協会」に改称(2011年公益財団法人化)
  • 1993年特定保健用食品制度の許可が始まる
  • 1995年「ためしてガッテン」開始(NHK、95/3~16/3)
  • 1995年「食の安全と機能研究会」発足(日本栄養評議会(CRNJAPAN)(1996年改称)の前身)(2012 年一般社団法人化)
  • 1996年「発掘!あるある大事典」、「発掘!あるある大事典Ⅱ」(フジ、96/10~07/1)
  • 1996年13種類のビタミンが食品として販売可能に
  • 1998年168種類のハーブが食品として販売可能に
  • 1999年12種類のミネラルが食品として販売可能に
  • 1999年「NNFA ジャパン」設立(現(一社)国際栄養食品協会(AIFN)(2009年改称)、2011年一般社団法人化)
  • 2001年「保健機能食品制度の創設について」を発出(厚生労働省)
  • 2001年「食薬区分通知」改正(厚生労働省)(それまで食品に使えなかった錠剤・カプセル剤形状が使えるようになった)

発展期Ⅰ

(保健機能食品制度創設~機能性表示食品制度創設以前)

安全性への懸念と品質確保の体制整備

  • 2002年健康食品・無承認無許可医薬品健康被害防止対応要領について(医薬発第 1004001 号)発出(平成14 年通知)
  • 2003年アマメシバによる呼吸器障害発生
  • 2003年「健康食品に係る制度のあり方に関する検討会」開始(厚生労働省)
  • 2003年「景品表示法」改正、不実証広告規制導入(公正取引委員会)
  • 2003年食品安全委員会創設(内閣府)
  • 2004年「消費者基本法」制定(内閣府)
  • 2005年「健康食品」に関わる制度見直し(トクホに条件付、規格基準型、疾病リスク低減表示を追加)(厚生労働省 )
  • 2005年「GMP 第三者認証」開始(日健栄協、日本健康食品規格協会)
  • 2005年「錠剤、カプセル状等食品の適正な製造に係る基本的考え方について」及び「 錠剤、カプセル状等食品の原材料の安全性に関する自主点検ガイドライン」について」発出(平成17年通知)(厚生労働省)
  • 2006年「アガリクス」発ガン性を公表(国立健康・栄養研究所)
  • 2006年「白インゲン豆中毒」発生
  • 2006年大豆イソフラボンの安全性公表(国立健康・栄養研究所)
  • 2007年TV 番組での健康食品の取り上げ方に批判が出て、番組の中止等が相次ぐ
  • 2007年「4.13 事務連絡」発出(厚生労働省)
  • 2007年「健康食品問題研究会」(議員連盟)発足(2009 年消滅)
  • 2007年「エグゼクティブ会議」設立(2011年「サブリメント・エグゼクティブ会議」改称、2020年解散(機能性表示食品制度創設(2015年)で目標達成したため)
  • 2008年(公社)日本通信販売協会
    『サプリメント部会」を新設
  • 2009年グリシドール脂肪酸エステルの安全性評価を開始する旨を公表(厚生労働省)
  • 2009年「消費者庁」、「消費者委員会」発足
  • 2009年「健康食品産業協議会」設立
  • 2009年「健康食品の表示に関する検討会」発足(消費者庁)
  • 2010年「「健康食品の表示に関する検討会」論点整理」を公表(消費者庁)
  • 2010年健康食品の「安全性自主点検認証」登録制度受付開始(日本健康・栄養食品協会)
  • 2011年「機能性評価モデル事業」(消費者庁)を日本健康・栄養食品協会が受託
  • 2012年「機能性評価モデル事業」の結果発表(消費者庁)
  • 2012年「「健康食品の表示等の在り方」に関する考え方~健康食品の利用者アンケートの分析結果を踏まえて~」を公表(消費者委員会)

発展期Ⅱ

(機能性表示食品制度創設~現在)

機能性表示食品制度の導入と普及、そして新たな課題と対策

  • 2013年健康食品産業協議会が規制改革会議の健康・医療 ワーキング・グループで『一般健康食品の機能表示容認』にかかわる規制・制度改革の要望を提案、「一般健康食品の機能性表示を可能とする仕組みの整備」が閣議決定
  • 2013年「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」を発足(消費者庁)
  • 2014年「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」報告書を公表(消費者庁)
  • 2015年「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン」を制定(消費者庁)
  • 2015年「食品表示法」、「食品表示基準」を施行(機能性表示食品制度創設)
  • 2015年【6.16事務連絡】「医療機関における療養目的のサプリメント等の食品の販売可能周知徹底」を発出(厚生労働省)
  • 2016年「機能性表示食品制度における機能性関与成分の取扱い等に関する検討会」開催(消費者庁)
  • 2016年「健康食品産業協議会」が一般社団法人化(4月)
  • 2016年「機能性表示食品制度に対する消費者意向等に関する調査事業報告書」を公表(消費者庁)
  • 2016年「機能性表示食品」適正広告自主基準」を制定(健康食品産業協議会)
  • 2017年「機能性表示食品制度における臨床試験及び安全性の評価内容の実態把握の検証・調査事業報告書」を公表(消費者庁)
  • 2017年「プエラリア・ミリフィカ」の危害情報発表、注意喚起(国民生活センター)
  • 2017年「機能性表示食品に関する質疑応答集」を公表(消費者庁)
  • 2017年「葛の花由来イソフラボンを機能性関与成分とする機能性表示食品の販売事業者16社に対する景品表示法に基づく措置命令、課徴金納付命令」(消費者庁)
  • 2018年「歩行能力の改善」で機能性表示食品撤回届相次ぐ(11月~)
  • 2019年「錠剤・カプセルの健康食品の品質等に関する実態調査」を公表(国民生活センター)
  • 2019年「ケトジェンヌ」という商品での身体被害発生、注意喚起(消費者庁)
  • 2019年「崩壊性試験に対する考え方」を公表(健康食品産業協議会)
  • 2020年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)日本国内で初確認(1/15)後、緊急事態宣言(4/7)へ
  • 2020年「機能性表示食品に対する食品表示等関係法令に基づく事後的規制(事後チェック)の透明性の確保等に関する指針」を制定(消費者庁)
  • 2020年「エビデンスレビュー評価委員会の設置について」を公表(健康食品産業協議会)
  • 2020年改正「食品衛生法」を施行(厚生労働省)
  • 2020年『機能性表示食品の事後チェック指針』の公表(健康食品産業協議会他4団体)
  • 2022年「認知機能に係る機能性を標ぼうする機能性表示食品の表示に関する改善指導及び一般消費者等への注意喚起について」を発出(消費者庁)
  • 2022年『食品用器具・容器包装のポジティブリスト(PL)制度に対する健康食品事業者向け対応マニュアル(第1版)』を公表(健康食品産業協議会)
  • 2023年「さくらフォレスト株式会社に対する景品表示法に基づく措置命令について」の発出(消費者庁)
  • 2023年「機能性表示食品に対する景品表示法に基づく措置命令を踏まえた食品表示法の対応について(情報提供)」を公表(消費者庁)
  • 2023年「機能性表示食品の届出資料の再検証のお願いについて」を公表(健康食品産業協議会)
  • 2024年「新春賀詞交歓会」開催(健康食品産業協議会、以降毎年開催)
  • 2024年【311通知】「「錠剤、カプセル剤等食品の原材料の安全性に関する自主点検及び製品設計に関する指針(ガイドライン)」及び「錠剤、剤等食品の製造管理及び品質管理(GMP)に関する指針(ガイドライン)」について」を発出(厚生労働省)
  • 2024年【313通知】「いわゆる「健康食品」無承認無許可医薬品健康被害防止対応要領について」を発出(厚生労働省)
  • 2024年機能性表示食品のサプリメント製品における健康被害発生公表(3月、消費者庁)
  • 2024年食品衛生基準行政が厚生労働省から消費者庁へ移管(消費者庁)
  • 2024年「機能性表示食品を巡る検討会」を開催(消費者庁)
  • 2024年【823通知】上記検討会の結果を受け、機能性表示食品についてのGMP実質義務化(サプリメント形状)、健康被害情報報告の義務範囲の拡大等が決定(厚生労働省、消費者庁)
  • 2025年一般社団法人日本健康食品工業会(日健工)設立
  • 2025年「機能性表示食品制度の届出資料におけるPRISMA2020声明システマティックレビュー記載の留意点(第1版)」公表(健康食品産業協議会)
  • 2025年「機能性表示食品の届出等に関する手引き」制定(消費者庁)
  • 2025年「原材料に関する安全性のチェックリスト」公表(健康食品産業協議会)
  • 2025年「機能性表示食品公正競争規約の準備室」設置(健康食品産業協議会、日本健康・栄養食品協会、日本抗加齢協会、日本チェーンドラッグストア協会、日本通信販売協会)
  • 2025年台湾保健食品学会及び台湾優良食品発展協会とMOUの締結(健康食品産業協議会)

以上見てきたように、健康食品の信憑性や安全性が信頼の置けるレベルになるよう、制度が順次整えられてきており、また業界全体の健全化に向けた業界自身の努力も積み重ねられています。
まだレベルの低い製品や事業者が払拭し切れていませんが、保健機能食品、あるいは信頼の置けるメーカーの製品を選べば、ほぼ安心して使える状況にはなっているものと考えております。
今後も消費者の皆様の信頼を更に高めるべく、業界としての活動を精力的に進めていく所存です。